導入レポート

株式会社 プロテックス


株式会社 プロテックス


  • 川口事業所 所長
    亀ケ谷 陽一 氏
設立 1993年6月
本社 神奈川県大和市
代表 代表取締役 中川浩一郎
事業内容 公共測量、一般測量、各種調査

電子平板により外業も内業も大きく効率化!
いまや「無くてはならない」主力ツールに

神奈川県大和市に本社を置く株式会社プロテックスは、測量分野に特化したプロッフェッショナル集団。高度な技術を駆使し、顧客ニーズに的確に応え続けています。最新技術の導入にも熱心で、電子平板もいち早く導入。現在ではXYCLONEを外業の主力ツールとして活用しています。その狙いと背景について、同社川口営業所の亀ケ谷所長に話を伺いました。

顧客ニーズに応え続けるために

川口営業所の開設はいつ頃ですか?

亀ケ谷氏

昨年11月にできた新しい営業所です。主要顧客の1社が埼玉県に支店を展開しておられ、そこから発注される仕事に対応するために新しく開設しました。中心業務となっているのは、建設工事前の現況平面図と埋設物調査ですね。埼玉県内の現場なので当社の本社がある大和市(神奈川県)から通うのはロスが大きく、コスト面、品質面でもお客様の要望に応えるには営業所が必要だったんです。もちろん私たちもその方が身体が楽ですし(笑)。

顧客第一主義の社風ですね

亀ケ谷氏

創業以来の企業理念です。測量業界は厳しい市場環境が続いており、現場へのコストダウン要求は強まる一方です。だからといって品質やスピードは落せませんから、要望に応え続けるには、常により早く、ローコストで質の高い仕事をする必要があります。営業所の出店も、XYCLONEを外業でフル活用するのもそのため。特にXYCLONEは、いまや当社の外業の主力ツールとなっています。

導入はいつ頃だったのですか?

亀ケ谷氏

6~7年前に、XYCLONEの前身の電子平板が登場してすぐ導入しました。ウチの社長、新技術の導入にすごく前向きなんですよ。ただ、私は当初食わず嫌いで、社長に勧められても全く使いませんでした。当時の外業は野帳で書くのが当たり前で、自慢ではありませんが、野帳を使ったら、速さでは誰にも負けない自信があったんです。だからいくら社長に勧められても、「オレの野帳なら、あんなの勝負にもならないよ!」という気分でいました(笑)。

そんな「野帳名人」の転向のきっかけは?

亀ケ谷氏

導入して1年経った頃、ある簡単な現場が来た時、社長がどうしてもと言うので使ってみたんです。するとこれがあっという間に終わってしまった。「もうできちゃったの?」と呆気にとられましたね。初めてなのにこの簡単さ、速さはいったい何なんだ、と。それがきっかけでした。そして決定打は、別の現場で「空中での逆打ち」を依頼された時のことです。

空中での逆打ち?

亀ケ谷氏

計画でスラブを張り出したいんだけど、そこをカットするので、1回撤去してもう一度付けなおすという工事で、予定のラインまで100mくらいの区間を50cmピッチで細かく逆打ちしてくれ、と依頼されたんです。まさに空中になるので、その時点では位置を出せません。そこで1度現況を取って事務所でまとめ、それから計算しようと考えました。でもお客様が「そんなに待てない」とおっしゃるので進退窮まってたら、社長が「電子平板ならできるよ」とその場で現況を取り、お客様が出したラインと重ねて逆打ちをしていったんです。驚いたのはもちろん、使い方次第でいろいろ使えることにも気づきました。で、こりゃ使わなきゃもったいない、と(笑)。

現場で即座に確認できる圧倒的な強み

そして今はXYCLONEが主力に?

亀ケ谷氏

そうですね。野帳はもうほとんど……それこそイレギュラーな案件で断面を取ってくれとか言われた時とか、そういう特殊なケースをのぞいて使うことはありません。外業はもちろんその後工程の内業についても、その作業効率は電子平板を使うか使わないかで段違いの差が付くんです。いまさら野帳に戻れと言われても困るというか、根本的に無理だと思いますね。

なぜそんな大きな違いが出るのですか?

亀ケ谷氏

たとえば、従来どおりのやり方で現場で野帳に書いて持って帰った場合、平面図を作成するにあたっては、事務所に戻って番号を見ながら1つ1つ確認しつつ入れていくしかありません。手間も時間もかかり、しかもつねに人為的なミスの危険を避けられないでしょう。ところが、電子平板ならそういう手間もミスも一切ないのです。何しろ現場で取ってきたデータをそのままパソコンに流し込むのですから。この違いは想像以上に大きいですよ。

そのあたりが一番のメリットでしょうか?

亀ケ谷氏

一番のメリットは、やはり現場で即座に照らし合わせて確認できることです。だからこそ電子平板を使うと「抜け」がほとんど起こりません。100パーセントないとは言いませんが、人為的ミスが激減するのは確実です。どんなに熟練者が書いても、野帳はどうしても「抜け」が避けられないのです。事務所に戻って図面にしようとしたら抜けていた、なんてこともしばしばで、そうなれば翌日また現場へ行ってやり直すしかなかったんですよ。これが解消されただけでもすごく大きいですよね。

その後に工程が楽になる?

亀ケ谷氏

そうですね。もちろん外業自体も効率化されるんですよ。以前だったら、ウエイトの軽いものでもたいてい1日仕事でしたが、今なら午前と午後各1本ずつ2本やってしまいます。そして、もちろん後工程は圧倒的に省力化されました。特に当社では、独自の現場手法として現場段階で、お客様に提出するデータに部品などもすべて入力しています。つまり図面は、現場段階でほとんど完成してしまうんですよ。ですから事務所に帰ってからの後工程なんて、せいぜい文字や数字を入れたり、いろいろ飾り付けをする程度。これまで内業に割いていた時間も手間も大きく削減されました。

XYCLONEにより内業の負担は大きく軽減された

帰宅時間が早くなりますね

亀ケ谷氏

そうですね。電子平板の導入以前に比べると、ざっと2~3時間は早く帰れるようになった実感があります。それに負担というか、プレッシャーが無くなったので、気分的なものが全く違いますね。電子平板を使えば「これくらいの現場はこれくらいで終わる」と正しく見積れるし、しかも人為ミスが無いので見積った時間通りに終えられる。これは気分的にとても楽ですね。なんと言っても安心感が違います。

使う人次第で広がる活用法

伺っていると使い方はこれからもいろいろ広がっていきそうですね

亀ケ谷氏

ええ。これまた別のエピソードですが……ある一筆の小さな現場で、工事業者さんが作業中に間違えて土地の境界を飛ばしてしまったことがありました。当然、地主さんがお怒りになって、「すぐに正しい境界を出してほしい」ということになりました。そこで、私が図面と資料を持って行って位置を出したんですが「素人の私がそんなものを見せられても分からん!」と一喝されてしまったんです。そこで、その日はたまたま電子平板を持ってきていたので、これを使って数字を照らし合わせて「この図面を移したのがこれです」とお見せしたんです。そして、測り直した上で境界石が無くなった箇所を再現し、地主さんにお見せしたんです。

地主さんは納得してくれましたか?

亀ケ谷氏

ええ、お見せした途端「おおっ!」って(笑)。何しろその場で眼で見て確認できますから、説得力が違います。「たしかにこうだった!」ってうなずいて下さいました。「私は素人だから測ることはできないが、これ(=XYCLONE)ならその場で眼で見て確認できる!」といって納得していただけたのです。こんな風に、業務シーンに合わせて、電子平板の使い方はまだ他にもいろいろ考えられると思いますよ。

現場におけるXYCLONE運用状況

しかし、実際にはなかなか、野帳から切り替えられない方も多いようですが?

亀ケ谷氏

それはたぶん、私と同じく食わず嫌いなんだと思います。一度使ってみればその効果はすぐに分かるはずです。特に最近の若い技術者なら、コンピュータ自体にあまり抵抗がないでしょうから、すぐに使いこなすと思いますよ。「もう5年やらなきゃ図面は描けない」とか、「10年我慢しないと一人前じゃない」なんてことはありません。XYCLONEならたぶん、2~3カ月もあれば使いこなしてくれるんじゃないでしょうか。そういえば今度、登場するX Y C L O N E の後継機種である「X-FIELD」は、タフタブレットPCで、より直感的に操作できるそうですから、若い人にとっては、使いやすいでしょうね。もちろん私も、このX-FIELDには大いに期待しています。早く触ってみたいですね。

導入製品

測量計算CADシステム
BLUETREND XA

全国の測量業、土地家屋調査士業においてNo.1のシェアを誇る測量計算CADシステム「BLUETREND」シリーズの最新版。豊富な測量計算機能と、それに連動したCADで、あらゆる測量業務に対応できます。電子納品の負担を軽減するためのエラー修正機能なども実装。宅地開発支援から登記申請図面などにも対応しています。

※XYCLONEは2014年7月よりX-FIELDに変わりました。

現場端末システム
XYCLONE(測量)

※XYCLONEは2014年7月よりX-FIELDに変わりました。

トータルステーションから観測したデータを取り込み、リアルタイムに現況平面図を作成するポータブルCAD。拡張DMやJSP・SIMA-DMへの対応はもちろん、SOKKIA、TOPCON、Leica社製GPSからのデータや、ネットワーク型RTK-GPSによって観測された座標値が取り込めます。また、BLUETREND XAのDM-CADとの連携で、デジタル現況平面の作成を効率的に行います。

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