導入レポート

信藤建設株式会社

信藤建設株式会社


  • 工務三部
    課長代理
    森 陽平 氏
設立 1938年2月
資本金 3,000万円
代表者 代表取締役社長 伊藤秀樹
所在地 三重県四日市市
従業員数 26名

中部地整初のi-Construction導入現場で
試行錯誤しながら情報を集め技術向上を推進

三重県四日市市の信藤建設は70年余の歴史を持つ老舗の建設会社。確かな技術と実績で地域の信頼を勝ち得ています。そんな同社が進める「木曽川源禄防災ステーション基盤整備工事」は、中部地方整備局初の本格的なICT土工活用現場として注目を集めています。

みずから手を挙げてi-Constructionへ挑戦

御社の特徴をご紹介ください

森氏

会社としての規模は決して大きくありませんが、アットホームでチームワークの良い会社です。公共・民間を問わず土木工事全般を行っており、特に河川関連の工事を得意としています。また、新技術に積極的に挑戦する風土を持っており、この現場も自分たちの方から手を挙げて、i-ConstructionのICT土工を試していきたいと提案しました。

具体的にどのような現場なのでしょうか

森氏

国交省直轄工事の「木曽川源緑防災ステーション基盤整備工事」で、今年2月に受注しました。防災ステーションとは災害時における拠点施設の建物で、当社が受注したのはこの建物を建てる基盤となる盛土工事となります。この敷地が田んぼの真ん中に位置しており、形状もきわめてシンプルな単純工種なので、いろいろ試すにはちょうど良い現場でした。

活用したICT技術はどのようなものですか

森氏

まずドローンを飛ばして空中写真測量を行い、点群データを取得。そこから3Dを立ち上げて設計・施工計画を作りあげ、さらにMCのブルドーザを使って盛土しています。また3次元データを生かした土量計算や出来形管理なども、ひと通り行っていく予定です。なお、工事写真撮影などは私たちがドローンを飛ばしますが、空中写真測量については今回は専門家に依頼しました。

実際に活用してみた感想は?

森氏

空中写真測量は、たとえば土量計算など、TREND-POINTを使えばそうとう複雑な面のものでも簡単に出せるのは便利ですね。一連の作業もスムーズに行えました。また、3D化したデータは、我々だけでなく発注者さんも自治体に対する説明会等の資料として活用しておられ、好評だと聞いています。

TREND-POINTの操作はどなたが?

森氏

これは私が担当しました。特に操作講習などの準備もしていなかったので、当初はその都度教わりながら進めたのですが、点群データを扱う作業自体初めてだったので、さすがに少々手間取りましたね。

TREND-POINTで作業を行う森氏

何がネックになったのでしょうか

森氏

ドローンでも何でも、決まりができればそれを確保するためのやり方が必要になります。ところが、どれもまだ始まったばかりなので、誰も100%の正解を知りません。私も手探りでいろんな人に相談したり調べたりしているのですが、なかなか難しいです。まあ、いずれこの試行錯誤も、当社のノウハウの蓄積になると思って取組んでいます。

現在の進行状況と課題は何ですか?

森氏

現場の進度は35~36%というところでしょうか。次は出来形ですが、測量の時とは必要な精度などいろいろ異なるところがあり、ドローンを飛ばすコース等も変わってきます。1回目のフライトで問題なかったものがそのまま使えるとは限らず、むしろ全く違ってくる方が多そうです。いまはドローンの専門家と共にコースを考えながら、試行錯誤しています。

福井コンピュータ製品の採用背景をご紹介ください

森氏

もともとは5年ほど前にEX-TREND武蔵を導入したのが出発点です。それ以前は各自が好きなCADを使っていましたが、TS出来形管理への挑戦を機に全社統一CADとして武蔵を導入しました。武蔵の法対応の早さ、確かさ。そして発注者もこれを使っている点が選定理由です。現在では全社標準CADとして全員が使い、他のツール類も福井コンピュータ製品で統一しています。1~2年前にX-FIELDを、そしてTREND-CORE 、TREND-POINTと続けて導入していったのです。

今後のご計画は?

森氏

いろんな意味で苦労させられている現場ですが、だからこそ福井コンピュータやICT建機の業者等々、多くの企業に支援いただいています。今後はこのi-Constructionで行っている手法が現場の常識になっていくわけで、その先頭を切って取組み蓄積したノウハウや情報は重要な財産。できるだけ早く社内で水平展開していこうと考えています。また他でi-Constructionの現場が始まれば、積極的にアドバイスしていきたいですね。

※2016年発行のCONST-MAGで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

導入製品

3D点群処理システム
TREND-POINT

3Dレーザースキャナー等で取得した億点を超える点群をストレスなく高速に取り扱うことができ、高機能なフィルター(ごみ取り機能)やTIN作成が可能な点群処理システムです。

CIM コミュニケーションシステム
TREND-CORE

土木施工業向けの国産CIMシステム。道路や法面など土木施工専用コマンドを標準装備し、属性や情報を付加することで3D-CIMモデル構築が可能です。これにより、2Dデータでは分かりづらい施工前のシミュレーションを3Dで確認できると共に、モデルに付加された属性情報を一元管理し、維持管理フェーズにおいて施工DBとしても活用が可能です。

土木施工管理システム
EX-TREND 武蔵

工事に必要な測量計算、CAD、出来形・写真・品質管理、電子納品などをパッケージした土木施工業向けオールインワンシステム。特に測量計算と連動したCADは秀逸で、使いやすさと高機能を両立し、全国のユーザ様より大変好評をいただいています。また、本シリーズの電子納品関連プログラムは、全国約半数の都道府県が採用するなど、圧倒的な信頼を得ています。

現場端末システム
X-FIELD(土木)

情報化施工における、トータルステーションを用いた出来形管理などを支援する現場端末システム。事務所内で稼動するEX-TREND 武蔵のデータと、施工現場の座標データを連携させ、高効率・高精度な出来形管理や丁張り設置などを実現させる、新時代のポータブルシステムです。

ページトップ