情報化施工

株式会社トプコン

情報化施工

GPS測量、3Dマシンコントロール
ここまで来た、土木情報化施工の「いま」

オプトエレクトロニクスの世界的メーカー・トプコンの測量機器部門は、近年、RTK-GPSによる測量システムやGPSと測量機器を連動させた施工システムなどを中心に、土木建設分野への積極的な進出を開始しています。急ピッチで進む土木現場の情報化施工の現状と展望について、同社測量機器部門のお二人に話を伺いました。

急速に変わり始めた土木施工の現場

土木業界の状況をどう見ますか?

吉田

実は私は最近まで北海道にいました。北海道では品確法における総合評価方式が、かなり浸透しています。入札も、従来はともかく安い所が取っていましたが、最近は価格だけではなく色々な提案がポイントになってきます。業者さんも工夫や提案の重要さに気付き、意識が変わり始めましたね。例えば工期短縮すれば自社の管理コストが下がるだけでなく、評価点が上がる場合もあり、現場は効率化に真剣に取り組み始めています。

情報化施工への動きも始まりましたか?

吉田

色々工夫していますよ。盛り土の締固め管理システムの導入や、現況横断・丁張り出しにGPSを使うなど、役所に「この新技術を使う事によりこんなメリットがある」と提案して評価点を上げる。北海道の代理店さんも去年1年で建設会社に十数社のGPS製品を納入しました。まさに土木業界に新市場が生まれた実感があります。

稲葉さんは別の営業チームですか?

稲葉

私は国の動向を基にした新しい提案で動いています。CALS/ECの一環として、国は現場で設計データを活用した情報化施工への取組みを進めています。例えばGPS搭載の振動ローラによる締固め管理やトータルステーションを使った出来形管理など、新しい試みを進めています。また、他方ではブルドーザにGPSを搭載し3次元の設計データを利用し、実際に3次元で測った現在位置と設計データの差分から排土板を制御し設計通り土を盛っていく、という3次元マシンコントロールシステムがありますね。これもダムや造成などに使われ始めていますよ。

ますます重要になる 工夫し、提案していく力

北海道の土木業界は意識が進んでいるようですが、その他はどうでしょう?

稲葉

北海道に比べればこれからですが、意識は変わり始めました。あるイベントで3年前は「GPSって何?」「マシンコントロールって?」と言っていた方が「これがGPSか」「マシンコントロールか」と言い始めた。関心は非常に高まっています。

現場の方の理解は進んでいますか?

吉田

GPSは実際に見て、使ってもらうのが一番。現場の方なら便利さはすぐ分かってもらえます。一緒に「EX-TREND 武蔵」を使って説明すれば一層効果的で、「こんなに簡単に成果ができるのか」と驚かれます。

「EX-TREND 武蔵」をお使いですか?

吉田

現場デモに「武蔵」は欠かせません(笑)。細かいCADの編集まではしませんが、単純にGPSからデータを流し、横断図を作成する所を見せるだけでユーザから驚きの声が上がります。本当に簡単にできますね。実際、GPSを導入したお客様は、合わせて「武蔵」を入れ、目いっぱい使ってますよ。

今後の展望をお聞かせください

稲葉

土木向け市場は今後いっそう拡大する可能性が高い、と私たちも考えています。土木業界では「工夫し提案していく」ことがいっそう重要になり、土木会社も技術を含めた提案力が必要になるでしょう。大切なのは「今のままではだめだ」と気付くことです。それができる会社とできない会社では大きな差が付いてしまう――そんな時代が、もうそこまで来ていると思いますね。

※2006年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

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吉田 剛測量機器事業部
グローバル事業企画部 課長

稲葉 恭彦測量機器国内営業部
ソリューショングループ 専任課長

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