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株式会社 郡山測量設計社

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BLUETREND XAを統一ツールに、
大震災の過酷な災害調査に対応

郡山測量設計社は郡山地域トップクラスの規模・実績を誇る測量会社です。3.11東北地方太平洋沖地震の発生後は、福島県測量設計業協会の県中支部の1社として災害復旧に協力してきました。過酷な状況下でのBLUETREND XAの活用や測地成果2011対応について、同社鹿野社長と佐久間副部長に伺いました。

大震災以降も連続して起こった大災害

大震災の被害状況はいかがでしたか

鹿野

この県中地域では3市町村で震度6強、4市町村が震度6弱、他が震度5強で、須賀川市庁舎が使用不能になるなど各地で被害が発生しました。さらに震災後も原発災、新潟福島豪雨や台風15号と連続し、昨年は途切れなく災害復旧に忙殺されました。

原発20km圏内の警戒区域での測量作業

復旧業務はどのように進みましたか

鹿野

大震災直後から、福島県測量設計業協会の県中支部会員17社が一丸となって取り組みました。道路や河川等の公共土木施設の災害査定を中心に、当社は同地区の被災公共土木施設709箇所のうち139箇所を担当しました。また台風15号の道路・河川被害も282箇所に及び、当社はそのうち175箇所を担当したため大震災以上に厳しい対応となりました。

通常とは異なるご苦労があったのでは?

鹿野

震災時は作業計画を立てられず、発注者の指示で臨機応変に動くのが大変でした。3人1チームで社内外合わせて15~16班を編成しフレキシブルに対応しました。特に鏡石町の下水道災害対応は大変でしたね。下水道破損箇所を特定するため全町の下水道管に潜り、汚水の中を調べて回ったんです。

作業効率化が重要になりますね

佐久間

そうですね。その意味では協力会社を含め、全社でツールをXAに統一していたのが効果的でした。協力会社のFieldcomからデータを貰う時もファイルごとやりとりし、データ変換の手間やミスを防げました。

早くほしかったBLUETREND XA 2013

測地成果2011への対応はどのように?

佐久間

災害調査は局所的調査が基本で、現場作業もスピードが重視されます。今回は公図との整合を図るため基準点を設けて任意座標で進め、測地成果2011公開後改めて官民境界が不明確な場所をGPS観測。公図データの座標交換を行って整合させました。

変動量も非常に大きかったそうですが?

佐久間

ええ、そのため過去に打った現場杭も心配だったので、変動が大きい箇所では既存の基準点を探して3点以上で結合させ、精度を確認しました。また基準点成果については、制限範囲を超えたものを「誤差大」と図面に表示し、用地幅杭を打ち直しています。

測地成果2011対応のBLUETRENDXA 2013が登場しましたが?

佐久間

PatchJGD準拠のプログラムで、XAだけで測地成果2011の座標計算を完結できるのはとても助かりますね。実際、今回は成果のまとめに苦労したんですよ。ベクトル図も補正量の線を1本ずつ描いて……。XA 2013なら自動ですからね。正直もっと早くほしかったです(笑)。またGoogle Earthとの連携機能も資料作成用途に幅広く使えそうですよ。

今後の展望などお聞かせください

鹿野

福島の場合、とにかく放射能の除染が完了して初めて、本当の復興が始まると思っていますし、全県域での除染が望まれているのは言うまでもありません。私たちに出来ることは積極的にサポートしたいですね。

※2012年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

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鹿野 誠代表取締役

佐久間 広一測量部 副部長

株式会社 郡山測量設計社

開 設
1965年12月
所在地
福島県郡山市
代表者
代表取締役 鹿野 誠
事業内容
測量及び設計、補償業務、各種申請書作成他

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