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曽我測量事務所

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これからの調査士業務はTREND REGICを核に展開!

オンライン申請普及とともに急速なデジタル化が進む調査士業務。近年は制度的必要による対応だけでなく、デジタルの強みを生かしたビジネス拡大策へ自ら積極的に取り組む事務所も増えています。そんな一社である曽我測量事務所の代表・曽我氏と主任の早川氏に伺います。

電子データの活用が今後の最重要課題

調査士としては大きな事務所ですね?

曽我

私含め6名体制ですが、扱い件数は測量分筆の土地関係だけで年間200件以上で建物登記も150件以上。その他を含めると年間500件以上の事案が動き、6名でも非常に忙しい状況です。スタッフの皆は本当に良くがんばってくれています。

好調の原因は何でしょう?

曽我

中津川は木材生産で知られる"木の町"で、建築関係がたいへん盛んです。その割に調査士の数は少なく、特に若手の事務所はほとんどありません。私たちにとって恵まれた市場なんですよ。もう1点は、スピードと正確さ、そして柔軟さを重視する当事務所の姿勢が、昨今のお客様ニーズに合ったという点も大きいと思います。

速さや柔軟性も求められる?

曽我

もちろんです。特に建物登記など、登記を済ませないと融資が下りない、というケースがとても多く、とにかくスピードが求められます。特に司法書士さんや銀行さんから紹介される仕事は、ほとんどそうした融資絡みの事案なので、つねに速さが重要なポイントになるんですよ。

早川

柔軟さについても同様で、お客様から"2~3日で何とかしてほしい"と頼まれたら断れません。いや、どんなに厳しい日程でも柔軟に応えるから信頼され、継続して仕事をいただけるのでしょう。

GPS機器もいち早く導入

するとそれなりの体制が必要ですね?

曽我

ええ、当社では分業化の徹底と共に、最新技術や機器を積極的に導入し、これを活用して効率化や品質向上を図っています。たとえば測量作業にもGPSを導入し、完全に電子測量に切替えました。調査士でここまでやるのは珍しいかもしれませんが、私としては業務デジタル化、特に電子データの活用こそが、今後のビジネスのカギとなる最重要課題と考えているのです。

TREND REGICで真の意味で情報を活用

オンライン申請対応ということですか?

曽我

オンライン申請対応は重要ですし、私たちも建物登記はTREND REGICで全て対応しています。しかしそれ以上に、顧客情報を始めとするデータ類の電子化とその管理・運用がより重要性の高い課題なのです。

なぜそれが重要な課題なのですか?

早川

たとえば、ある顧客から何年ぶりかで依頼があったとします。その時、事前にその顧客がどんな方で、どんな事件をどんな風に処理したか即座に把握できたら、より速く正確に対応できるはず。サービス業なら当然のことですが、顧客管理もままならぬこの業界では残念ながら難しいのです。

曽我

調査士の事務所は、どこも膨大な紙の資料が溢れ返り、保管場所にも困っています。当然、過去事案の資料を探すのも大変な手間と時間がかかるのです。裏返せば、この膨大な情報を電子化してスマートに管理運用して活用できれば、大きなアドバンテージを得られるに違いありません。

では「TREND REGIC」導入の狙いは?

早川

オンライン申請よりデータ管理等業務の支援が狙いです。TREND REGICなら事案データを事件毎に一元管理でき、検索も管理も容易です。とにかくどんどん情報を放り込んで電子化すれば、自由に料理して活用できる。もちろん本格運用はこれからですが、今後の調査士業務はTREND REGIC中心に展開していくと考えています。

TREND REGICへ期待は大きいですね

曽我

ええ、非常に(笑)。……3月の大震災の惨状を見てあらためて思ったのですが、紙の情報は実に簡単に失われてしまうし、そうなったらもうお手上げです。その点デジタルならバックアップも簡単だし幅広く活用できます。TREND REGICにより調査士もようやく"真の意味で情報を活用"できるのです。期待は当然でしょう。

※2011年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

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曽我 能昌代表

早川 弘己主任

曽我測量事務所

開 設
1996年
所在地
岐阜県中津川市
代表者
曽我 能昌
事業内容
土地家屋調査士業務全般、行政書士業務他

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