TREND REGICで実感するオンライン申請の効果
この2月、法務省オンライン申請サイトが一新され、新たに「登記・供託オンライン申請システム」が運用を始めました。電子化やデータ管理の重要性が高まる調査士業界にあって、TREND REGICでいち早くこれに対応した土地家屋調査士の黒澤氏にお話を伺います。
新システムに合わせ作業環境を一新
- オンライン申請に取り組まれたのは?
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黒澤氏
2年前から対応を開始しました。直接の理由は、オンライン申請すれば登録免許税が減税されることになったからです。つまり、私が対応しなければ私のお客様の負担が無駄に増えてしまうわけで、これは対応するしかないだろう、と(笑)。まあ、法務省が積極的に電子化・オンライン化を推進していましたし、どうせなら早くから始めた方が良いという判断もありました。
- では、今回の新システムへの対応も?
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黒澤氏
ええ、2月に新システムが動き出すと分かっていたので、これに合わせてウチのシステ厶環境を切替える準備を進めていたんです。そして、予定通りハード・ソフトとも一新し、法務省の新オンライン申請サイト稼働と同時に対応を開始しました。
- 新規導入したシステム構成とは?
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黒澤氏
ソフトは新オンライン申請用ソフト「TREND REGIC」。合わせてハードもより強力なWindows7マシンに変えました。他に図面用にBLUETREND XAも導入しています。PCを新しくしたのは、以前のマシンが古くて動作が少し重かったから。これを機にストレスフリーな環境にしたかったんです。おかげで今は快適ですよ。TREND REGIC自体の機能改善もあり、作業全体が大きくスピードアップしました。
- TREND REGIC選択の理由は?
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黒澤氏
CADも電子申請ソフトもずっと福井コンピュータ製品を使っており、満足していたからです。今回の新オンラインシステムへの切替えもそうですが、調査士の仕事は法務省の意向に左右される部分が大きく、これにいかに素早く的確に対応するかが重要。その点、福井コンピュータはこうした対応がきめ細かく、スピーディなのです。だから今回も他社製品と比較するまでもなくTREND REGICに決めました。
「早く」て「楽」なオンライン申請
- ではデジタル化対応は苦労せずに?
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黒澤氏
それなりに苦労しました(笑)。最初の時は詳しい友人に聞きながらソフトを使い、手探りで覚えたんです。それでもひと月ほど触るうちに使えるようになり、現在では、依頼者に住基カードが必要な委任状以外は、全てオンライン申請で行うようになっています。今回のTREND REGICへの切替えは、最初の時とは比較にならないくらいスムーズにできましたよ。
- 調査士への普及状況はどうでしょうか?
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黒澤氏
私の周りの同業者では半分以上の方が始めているし、他の方も「やらなきゃいけない」と感じています。ただし、始めた方も完全にオンライン化できているとはいえません。申請書だけデジタルで後は紙で出している方も多いのです。想像ですが、電子署名の作業が面倒なのでは? せっかくの電子化なのに、もったいないですね。TREND REGICならボタン一つなのですが。
- オンライン申請の方が便利ですか?
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黒澤氏
慣れれば絶対早いし楽です。たとえば補正を求められた時も、オンラインのやり取りだけで対応できます。要は行かなくて済むんです。またその日の日付がほしい時なども、オンラインならぎりぎりまで作業できる。現場が遠い時など楽ですよ。現場を1回見に行っただけで後は全部オンラインと郵送で済ませることも可能です。またTREND REGICは一度作った文書は登録できるので、同じような文書は入力の手間が大幅に省けます。とにかくいろんな部分で効率的、合理的に作業できるんです。
- 今後の目標は?
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黒澤氏
まだTREND REGICをオンライン申請にしか使えていないので、早く他の機能も使ってみたいですね。特に増える一方のデータの管理は重要な課題なので、データ管理機能を活用したいと思っています。
※2011年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。
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