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池原工業株式会社

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RTK-GPS+「武蔵」が
造成工事の測量作業で大きな成果を上げる

創業100年を超えるゼネコン池原工業は、規模実績ともこの分野では群馬県随一の存在として業界をリードしています。それだけに現場IT化にも積極的で、今回、国交省八ッ場ダム工事事務所発注の造成工事現場において、県内で初めてRTK-GPS測量を導入し、大きな成果を上げました。同工事に携わったお二人に話を伺いました。

ありえない工期を可能にしたRTK-GPSによる測量作業

今回の工事の概要をご紹介ください

一場

国交省の八ッ場ダム工事事務所発注のダム関連事業で、主体はダム建設にともない移転する中学校の新しいグラウンドのための造成工事です。もともと総計33万平米に及ぶ土地を対象に3期に分けて発注された工事の一部ですが、新学期の開校に間に合わせるため、通常1年かける工事を3ヵ月で終わらせることになりました。ほとんどありえないスケジュールで、当初は本当に終わるのかな、と(笑)。

RTK-GPS導入の経緯は?

一場

以前、反対側の山で50万平米の工事を行いました。当然ですが、山を切るには発破も掛けるしダンプも通ります。そうした振動は測量に支障を来すので、周辺の機械を止めたり動いてない時間に測量していましたが、今回はその時間さえなく、新しい対策が必要でした。そこで上司が探してきたのが、GNSS受信機と「EX-TREND 武蔵」によるRTK-GPSの測量手法でした。

システムの内容をご紹介ください

二宮

衛星からの電波を受信し、電子基準点を考慮して位置確定する固定局と、実際に測量したい場所へ持っていって各位置を確定する移動局、そして得られたデータを処理する「EX-TREND 武蔵」で構成されるシステムです。測定したい地点に移動局をセットすれば、固定局からの信号と衛星からの信号を受信し、自動的に固定局からの距離や高さを測定します。慣れれば1人で1カ所30秒以内で計測できますよ。

従来の半分に省力化し、騒音も振動も気にせずに

業務での具体的な活用法は?

二宮

発注者から平面座標をもらい、それを平面図に出してGPSに座標登録し、その点で丁張りを出すなどの作業を行いました。また岩盤線の確認など横断測量も多かったのですが、触ってるうちに何となくできるようになりましたね(笑)。もちろん現地の点をとって「EX-TREND 武蔵」に座標データを取り込んで平面図も描きましたし……導入効果は絶大だったと思います。

具体的にどのような効果が?

一場

現場が広いと出来高や品質の管理にはそれなりの人数が必要です。実際、従来は測量には2~3人が必要でしたが、GPSを使えば半分の1人でできました。簡単に言えば2分の1の省力化。もう1人は別の作業を行えるわけですね。また以前は重機が動く中、大声でやりとりしながらの作業でしたが、GPSは1人でできるのでそれもありません。振動も騒音も気にせず、ミス無くスピーディーに作業できる。現場業務の新しい流れを体感した気がします。

今後、試してみたいことは?

二宮

親機と子機が何十kmも離れたような、山越えの測量を試してみたいですね。

一場

例えば国道工事はどうでしょう。車の往来が多く、できたものを測定するにも警備員を置いたり、片車線通行止めにして作業しなければなりませんが、GPSならばそんな心配はありません。これに限らず、用途はまだまだ広がっていくと思いますよ。

※2006年発行のWind/fで掲載したものです。役職などは、取材当時のものです。

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一場 幸弘土木部
作業所長

二宮 真吾 土木部
工事主任

池原工業株式会社

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