新機能(2021年8月31日)
2021年9月22日更新
TREND REX(2021年8月31日)の新機能をご紹介します。
目次
1 受託管理
2 メイン
2-6 計算・図面データ作成中に、TREND REXの編集を可能
2-7 ONEデータ保存後、TREND REXの更新時に更新内容を表示
2-8 登記申請書の入力画面に[調査士報告方式]チェックを追加
2-10 法務省オンライン申請システムの改定に対応
※「申請用総合ソフト」のバージョンアップ(7.2A→7.3A)
2021年8月28日(土)に対応
1-1 新規受託作成の強化
[受託データの新規作成]ダイアログに[受託データ編集][TREND-ONE 計算・図面作成]を追加しました。
[TREND-ONE 計算・図面作成]で、TREND REXのライセンスがなくても、TREND-ONEのライセンスがあれば、TREND-ONE計算・図面データを新規作成できるようになります。
また、既存の受託(計算・図面データ未作成)を右クリックして[計算・図面データ確認]を選択すると、計算・図面データを新規作成できるようにしました。
1-2 受託データ一覧の検索機能追加
[受託データ一覧]に[受託データの検索]を追加して、検索できるようにしました。
受託情報(受託名、受託番号、担当調査士、所在、地番、作業状況、依頼者、紹介者、日付)および申請情報(ご依頼内容、所有者)による検索が可能です。
[受託データ分類]に[検索条件による分類]を追加して、検索条件による分類を設定できるようにしました。
1-3 地区別による表示順を所在の読み仮名順に変更
地区別による分類の表示順を、所在の読み仮名順(郵便番号データ)で表示するようにしました。
郵便番号データにない住所が所在に入力されている場合に、該当する都道府県に分類していましたが、市区町村に分類するようにしました。
例えば、所在が「市川市上妙典1番地」の場合、以前は千葉県の直下に分類されていましたが、今回からは千葉県市川市の直下に分類されるようになります。
1-4 受託リスト表示の高速化
受託データ分類切替時、あるいは受託データ編集後の受託リストの表示スピードの高速化を図りました。
受託情報(受託名、受託番号、担当調査士、所在、地番、作業状況、依頼者、紹介者、日付)および申請情報(ご依頼内容、所有者)に変更がない場合に高速表示します。
1-5 報酬額計算が未作成の申請データも事件簿に抽出可能
報酬額計算が作成されていない申請データも事件簿に抽出できるようにしました。
2-1 申請データごとに情報追加
ファイル一覧に[その他情報]を追加して、申請データごとに受託番号、申請データ作成日、受託日、受領日、申請日、引渡日、年計業務区分、報酬額、見積日、請求日、区分建物の個数を設定できるようにしました。
申請データ単位で年計事件簿へ計上(申請データ単位で事件管理)することができるようになります。
[申請書情報の確認と編集]にも[その他の情報]を追加して、申請データごとに受託番号、申請データ作成日、受託日、受領日、申請日、引渡日、見積日、請求日、報酬額、年計業務区分を設定できるようにしました。
2-2 フォルダーウィンドウの追加
フォルダーウィンドウを追加して、「全てのファイル」において、フォルダーを作成できるようにしました。
フォルダーによるファイルの分類分けなど、ファイル管理が行えるようになります。
2-3 ファイル種別ごとの表示
ファイルを種別(登記申請書、調査報告書、報酬額計算書、見積書、請求書、領収書、計算・図面データ)ごとに表示するようにしました。
計算・図面データは、TREND-ONE(Mercury-ONE)で作成された作業データ毎に登録・表示されます。
2-4 ドラッグ&ドロップでファイル登録
ドラッグ&ドロップでファイルを登録できるようにしました。
「ファイル一覧」から「申請データ」や「フォルダー」へドラッグ&ドロップ可能です。エクスプローラーから直接ドラッグ&ドロップすることも可能です。「申請データ」にドロップした場合は、添付ファイルとして設定することも可能です。
※登記申請書、調査報告書、報酬額計算書、見積書、請求書、領収書、計算・図面フォルダーにはドロップできま せん。
2-5 複数ファイルの同時確認
ファイル一覧で右クリックして表示される[ファイルを開いて編集]で、登録した複数のPDFやエクセルファイルを同時に確認できるようにしました。
例えば、補正前と補正後の調査報告書PDF同士の変更点確認や、全部事項PDFを見ながら、調査報告書の内容を チェックできるようになります。
2-6 計算・図面データ作成中に、TREND REXの編集を可能
計算・図面データ作成(TREND REXからTREND-ONE(Mercury-ONE)を起動)中に、TREND REXの編集作業を行えるようにしました。
図面を見ながら、調査報告書等の書類を作成できるようになります。
データを共有している場合、1つの受託内で1人が図面を作成しながら、もう1人が調査報告書等を作成することができるようになります。
※計算・図面データの複数人による同時編集および、複数人による申請書と調査報告書等の分担編集は不可です。
※TREND-ONE(Mercury-ONE) Ver.5(Build5004以降)が必要です。
2-7 ONEデータ保存後、TREND REXの更新時に更新内容を表示
TREND-ONE(Mercury-ONE)データ保存後のTREND REXデータ更新時に、更新される作業データおよび、物件データを表示するようにしました。
物件データについては、チェックボックスを設けて更新しないデータを指定できるようにしました。
TREND-ONE(Mercury-ONE)データの更新により、TREND REXの物件がどのように更新されるか確認できます。
また、地番や建物単位で更新をキャンセルすることができるようになります。
※TREND-ONE(Mercury-ONE) Ver.5(Build5004以降)が必要です。
2-8 登記申請書の入力画面に[調査士報告方式]チェックを追加
登記申請書の入力画面に[調査士報告方式]チェックを追加して、調査士報告方式と通常方式との切り替えできる ようにしました。
2-9 原因及びその日付の和暦入力をカレンダーから選択可能
登記申請書の「原因及びその日付」入力時に表示される入力補助ウィンドウの「和暦の入力」部にカレンダー選択ボタンを追加して、カレンダーで選択入力できるようにしました。
2-10 法務省オンライン申請システムの改定に対応
※「申請用総合ソフト」のバージョンアップ
(7.2A→7.3A)2021年8月28日(土)に対応
2021年8月30日から運用される法務省「登記・供託オンライン申請システム」の改定(調査士報告方式対応)に 対応しました。
調査士報告方式の登記申請書を作成する場合([申請情報の確認と編集][登記申請書]の[調査士報告方式]をオンにした場合)に次の①②の処理を行います。
①オンライン申請時に、改定により追加された調査士報告方式に係る申請書様式を設定
※調査報告方式に係る申請書とは以下の様式になります。
・登記申請書(表示に関する登記)調査士報告方式(代理申請用)
・登記申請書(表示に関する登記)調査士報告方式(電子公文書一括取得用)
・登記嘱託書(表示に関する登記)調査士報告方式(代理嘱託用)
各様式は、登記申請書作成時の設定および登記申請書入力時の登記識別情報の通知希望の有無(「オンラインによる通知を希望する」)によって自動で選択されます。
【登記申請書作成時の設定】
【登記申請書入力時の登記識別情報の通知希望の有無】
②オンライン申請時の申請書検査および申請書への電子署名時に、添付ファイルに調査報告書が含まれているかのチェックを行う
[オンライン申請]の[申請書への署名付与][申請書検査]で、添付ファイルに調査報告書が含まれているかのチェックを行います。
※判定基準は添付ファイル名に「調査報告書〇〇〇.pdf」が含まれているかいないかです。
ファイル名を「調査報告書〇〇〇.PDF」という名称にできない場合は、電子署名時に「出力ファイル名」を変更してください。
登記申請書の添付情報に、「前件添付」あるいは「後件添付」と記載がある場合は、連件申請を条件とするメッセージを表示します。 (連件申請の場合は、いずれかの申請に調査報告書が添付されていれば申請が可能です。 ※「後件添付」は9月版から可能になります。)
2-11 法務省申請用総合ソフトへの申請データの出力
オンライン申請の事件データ一覧で選択した申請データを出力することができます(複数可能)。
出力したデータは、申請用総合ソフトの[ファイル]-[データの取り込み]で、取り込むデータの種類を「申請データ一式」 として取り込むことができます。
※オンライン申請前の申請データを申請用総合ソフトで申請することができます。
※オンライン申請で取得した登記完了証等の電子公文書は、[一括ファイル出力]コマンドで出力できます。
2-12 ONEの地番情報より隣接地情報を設定
[物件管理]に[申請物件の隣接地情報一括登録]を追加して、申請地として物件に登録されている地番について、TREND-ONE(Mercury-ONE)の地番情報から隣接地情報を設定できるようにしました。
2-13 ONEの各階平面図作業データの連動の変更
物件に登録されている建物および一棟建物について、TREND-ONE(Mercury-ONE)の各階平面図作業データの連動を変更できるようにしました。
当初に連動させたTREND-ONE(Mercury-ONE)の各階平面図作業データから別の作業データに連動を切り替えることができるようになります。
2-14 申請データ・調査報告書データの複写
[ツール]に[申請・調査報告書データの複写]を追加して、作成済みの登記申請データおよび調査報告書データや添付ファイルなどを複写できるようにしました。
受託内の登記申請データ(登記申請の情報、申請人の情報、代理人の情報、物件の情報)、調査報告書データを再利用できるようになります。
2-15 申請データ・調査報告書データの取込
[ツール]に[申請・調査報告書データの取込]を追加して、別受託から、作成済みの登記申請データおよび調査報告書データや添付ファイルなどを取り込みできるようにしました。
過去に行った業務とほぼ同様な申請を行う場合など、受託内・外の登記申請データ(登記申請の情報、申請人の情報、代理人の情報、物件の情報)、調査報告書データ、その他ファイル(「全てのファイル」に登録されているファイル)を再利用できるようになります。
2-16 別の受託の計算・図面データの編集可能
[ツール]に[申請・調査報告書データの取込]を追加して、別受託から、作成済みの登記申請データおよび調査報告書データや添付ファイルなどを取り込みできるようにしました。
[ツール]に[他受託の現場データを参照]を追加して、計算・図面データの編集時に、別の受託にある計算・図面データを指定・編集できるようにしました。
以前に作成した計算・図面データを参照しながら測量・図化作業が可能になります。
※起動した計算・図面データは、読み取り専用になります。
※TREND-ONE(Mercury-ONE) Ver.5(Build5004以降)が必要です。
2-17 ONE現場データの削除
[ツール]に[現場データを削除]を追加して、[TREND-ONE(Mercury-ONE)計算・図面作成]で連携したTREND-ONE(Mercury-ONE)現場データを削除できるようにしました。
間違って選択した計算・図面データのクリアができるようになります。
※TREND REXにコピーした計算・図面データが削除されます。
2-18 ファイル一覧の表示をファイルの種類(拡張子)でソート
[受託データ編集の環境設定]に[ファイル一覧の設定]を追加して、ファイルの種類(拡張子)でソートできるようにしました。
2-19 区分の専有部の登記申請書の末尾の所有者欄の表示
[受託データ編集の環境設定]に[登記申請書の初期設定]を追加して、登記申請書の新規作成時に末尾欄所有者に「専有の情報」の所有者を転記するかどうか設定できるようにしました。
2-20 データベースをデータファイルから再構築
TREND REX起動時にデータベースが存在しない場合、データベースをデータファイルから再構築できるようにしました。
データベースがセキュリティソフトの隔離など何らかの理由で削除された場合でも、正常に起動できるようになります。
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