FIELD-POCKET(2024年12月17日)の新機能をご紹介します。
2024年12月17日公開
目次
1.接続設定TS
1-1 Nikon-Trimble Sシリーズ対応(S5, S7, S9)
ニコン・トリンブル社の測量向けトータルステーション、Sシリーズに対応しました。
この対応により、FIELD-POCKETからS5、S7、S9のコントロールが可能となります。 ※弊社が提供する付属アプリ「FT-Connect」が必要となります。
通信方法について
通信方法は「Bluetooth」「Bluetooth(無線機)」から選択できます。
・Bluetooth
内蔵Bluetoothによる接続
・Bluetooth(無線機)
無線機による接続
観測方法について
観測方法は「自動追尾」「自動視準」「手動」が利用可能です。
Sシリーズと接続する場合は、接続前にFIELD-POCKETと同じ端末に「FT-Connect」をインストールして起動する必要があります。
1 Google Play ストアで「福井コンピュータ」または「FT-Connect」を検索してインストールします。
2 インストールが終わったら、[開く]をタップします。
3 「FIELD-TERRACEもしくはFIELD-POCKETに切り替えて、再接続してください。」と表示されたら、FT-Connectの操作は完了です。
S5、S7、S9の「整準」は、「FT-Connect」で行うことができます
S5、S7、S9の「整準」は、FIELD-POCKETとSシリーズを接続した後に、「FT-Connect」を起動して、「電子気泡管」で行うことができます。
1 FIELD-POCKETで、S5、S7、S9を接続します。
2 端末にインストールしたFT-Connectを起動して、[電子気泡管]をタップします。
3 電子気泡管画面が表示されるので、Sシリーズを整準してください。
1-2 Nikon-Trimble FOCUS 35、FOCUS 50 自動視準、手動観測対応
ニコン・トリンブル社の土木業向けトータルステーション「FOCUS35」と「FOCUS50」において、「自動視準」と「手動」での観測が可能となりました。
※弊社が提供する付属アプリ「FT-Connect」が必要となります。
1-3 Nikon-Trimble FOCUS 35、FOCUS 50 ノンプリズム観測対応簡易TINの頂点高さ変更
ニコン・トリンブル社の土木業向けトータルステーション「FOCUS35」と「FOCUS50」において、ノンプリズム観測が可能になりました。
この対応により、「自動視準」「手動」に加えて従来の「自動追尾」接続時でもノンプリズム観測が可能となります。 ※弊社が提供する付属アプリ「FT-Connect」が必要となります。
2.GNSS
2-1 TOPCON HiPer CR 対応
TOPCON社の HiPer CR に対応しました。
「RTK」「RTK(既設基準局使用)」「NW型RTK/VRS」のいずれにも対応しました。
3.現況観測
3-1 入力可能なCAD要素データに入力日時情報を追加
観測コマンド内で入力する下記のCAD要素データに要素登録時の日時をセットします。
[データ管理]-[ファイル]-[出力]]-[FC連携]で出力される「○○.MTO」ファイルに含まれるCADデータが対象となります。
[FC連携]で出力した「○○.MTO」ファイルを、TREND-ONE(※2024年12月出荷版以降)のCADの
[ファイル]–[外部ファイル読込み]–[FIELD–POCKETデータ]で「追加読込み」すると、日付指定の
取り込みが可能となります。
4.測設
4-1 [観測]ボタンの追加
自動追尾での接続に[観測]ボタンを追加しました。
この対応により自動追尾での接続においてもトラッキングだけでなく、測距が可能となります。
(※杭ナビは対象外です。)