新機能(2021年3月23日)
2021年3月23日公開
TREND REX(2021年3月23日)の新機能をご紹介します。
1. 共通
共通の新機能をご紹介します。
1-1 同一ユーザーによるデータベースへの接続を可能
データベースを共有して複数人で運用している場合に、同一ユーザーによる接続を可能にしました。 補助者様も土地家屋調査士様のユーザー(お名前)で接続することで、土地家屋調査士様と同じ環境(ご利用ユーザー情報、オンライン申請情報)で作業ができるようになります。
※1つの受託を複数のユーザーで編集できるようになるわけではありません。
[接続ユーザーの設定]で接続するユーザーを変更することができます。
以下の環境が同一になります。
2. 受託管理
受託管理の新機能をご紹介します。
2-1 TREND REGICの受託、共通、マスタデータの移行
[設定]-[TREND REGICデータ移行]を追加して、TREND REGIC Ver.9の受託データ、共通、マスタデータをTREND REXに移行できるようにしました。
※データ移行の対象はTREND REGIC Ver.9のデータです。Ver.8、Ver.7については、TREND REGICバックアップデータをリストアすることで移行できます。Ver.6以前のデータは移行できません。
詳細は「TREND REGICデータ移行」を参照してください。
2-2 TREND REGICのバックアップデータのリストア
[設定]-[リストア]-[受託データ][共通データ][マスタデータ]で、TREND REGIC Ver.7以降のバックアップデータ(受託データ、共通・マスタデータ)をTREND REXにリストアできるようにしました。
リストアできる受託、共通・マスタデータの内容はデータの移行と同様です。
2-3 受託内のファイルを受託単位で一括出力
[設定]-[一括ファイル出力]を追加して、TREND REX受託内のファイルを受託単位で一括出力できるようにしました。ライセンス切れ(体験版含む)となった場合でも、TREND REX運用中に収集・作成したデータをエクスプローラで管理できるようになります。
詳細は「一括ファイル出力」を参照してください。
2-4 受託データ、申請情報データの一覧表印刷に対応
メイン画面に[印刷]を追加して、受託データ、申請情報データの一覧を印刷できるようにしました。
2-5 予定管理、受託データの日報と予定に対応
メイン画面に[予定管理]、受託データの画面に[日報と予定]を追加して、予定管理、受託データの日報と予定に対応しました。
[予定管理]の詳細は「予定管理」を参照してください。
[日報と予定]の詳細は「日報と予定」を参照してください。
2-6 データベースの変更後にメッセージを表示
[設定]-[環境設定]-[接続データベース情報]の[接続先の変更]完了後に、ウイルスセキュリティソフトの除外設定をうながすメッセージを出すようにしました。
プログラムの除外設定(検出対象から除外する設定)を行っていただくことで、セキュリティソフトの誤認識による不具合(起動や保存障害など)リスクを低減することができます。
2-7 登記の目的ごとに申請書の「添付情報」に記載する情報を設定
[設定]-[マスター管理]-[登記の目的と添付情報]で登記の目的ごとに「申請書の添付情報の表記」を設定できるようにしました。
「申請書の添付情報の表記」は、[追加][編集]で表示されるダイアログの[申請書の添付情報]で設定します。
3. メイン
メインの新機能をご紹介します。
3-1 書面作成時に複数の物件情報から一括設定
書面作成時の[地番情報1]に[一括選択]を追加して、物件管理に登録済みの複数の物件情報から一括設定できるようにしました。
以下の書面が対象です。
・土地境界立会についてのお願いTYPE1.docx
・土地境界立会についてのお願いTYPE2.docx
・土地登記簿調査表(一覧)TYPE1.xlsx
・境界立会確認書TYPE1.docx
・筆界確認書TYPE1.docx
・筆界確認書TYPE2.docx
・関係者名簿TYPE1.xlsx
・隣接地所有者等一覧表TYPE1.xlsx
3-2 書面作成時に複数の申請データ(タブ)から選択可能
複数の申請データ(タブ)が存在する場合、書面作成時に[関連する申請の選択]を表示して、申請データを選択できるようにしました。
連件で事件を作成した際に2件目の申請データに紐づいた物件データを参照して書面を作成できるようになります。
3-3 申請データ(タブ)ごとに調査報告書を作成
複数の申請データ(タブ)が存在する場合、調査報告書作成時に[関連する申請の選択]を表示して、申請データを選択できるようにしました。[申請ごとに調査報告書の作成を行う]をオンにすると、申請データ(タブ)ごとに調査報告書を作成できます。
3-4 申請データ(タブ)ごとに報酬額計算を作成
複数の申請データ(タブ)が存在する場合、報酬額計算作成時に[関連する申請の選択]を表示して、申請データを選択できるようにしました。[申請ごとに報酬額計算を行う]をオンにすると、申請データ(タブ)ごとに報酬額計算を作成できます。
年計業務区分については、報酬額計算ごとに設定できます。
([報酬額計算書]の[環境設定]の[事件の情報を更新]の[報酬額計算書の確定時に、事件の情報を更新する]のチェックがオンのときに有効です。)
受託番号、受託日、受領日、申請日、引渡日、見積日、請求日については、受託単位での設定なります。
3-5 物件管理の申請物件に申請情報(登記の目的)を表示
物件管理の申請物件に、申請情報(登記の目的)を表示するようにしました。
建物滅失登記→建物表題登記を行った場合、物件管理に同一の物件(建物情報)が登録されますが、申請物件にそれぞれ「建物滅失登記」、「建物表題登記」と表示されるため、確認しやすくなります。
3-6 申請データ(タブ)に土地の地番、家屋番号を表示
申請データ(タブ)に土地の地番、家屋番号を表示するようにしました。
分筆登記を繰り返した場合でも、地番が表示されるため、確認しやすくなります。
3-7 複数の登記申請書を1つに集約して表示
複数の登記申請書(登記申請データ)を1つに集約して表示するようにしました。
多くの申請データ(タブ)を作成しても、ファイル一覧での確認がしやすくなります。
登記申請書をダブルクリックすると[登記申請書の編集]ダイアログが表示され、編集を行う申請書を選択することができます。([登記申請書]を右クリックして[書類内容の表示]をクリックしても同じです。)
3-8 報酬額計算書、見積書、請求書、領収書編集時の表示を改善
作成した報酬額計算書、見積書、請求書、領収書の編集時に、ファイル名、資料等名、備考、年計業務区分、
更新日を確認できるようにしました。
3-9 地目変更登記ウィザードで登録済み地番の複数選択を可能
登記の目的が「地目変更登記」の場合[地目変更登記ウィザード]に[物件管理から登録]を追加し、物件管理に登録済みの地番を複数選択して、申請書を作成できるようにしました。
複数土地の地目変更登記の申請データ入力が一括で行えるようになります。
3-10 地目変更登記ウィザードで登録済み地番の複数選択を可能
登記の目的が「分筆登記」の場合、[土地分筆登記ウィザード]の新地に対して物件管理に登録済みの地番を選択して、申請書を作成できるようにしました。
3-11 土地合筆登記ウィザードで登録済みの地番の選択を可能
登記の目的が「合筆登記」の場合、[土地合筆登記ウィザード]に[物件管理から登録]を追加し、物件管理に登録済みの地番を選択して、申請書を作成できるようにしました。
3-12 申請書の「申請人住所等」に必ず「都道府県名」を表示する追加
申請人の情報に[申請書の「申請人住所等」に必ず「都道府県名」を表示する]のチェックを追加しました。
チェックがオンの時は、申請書の申請人住所等に都道府県名が表示されます。オフの時には、「直接入力」となっていないデータには都道府県名が表示されません。
※この設定は受託内で共通となります。
3-13 土地の表示、所在の表示履歴に[物件管理から登録]を追加
申請書の土地の表示、所在の表示履歴に[物件管理から登録]を追加しました。
物件管理に登録済みの物件から、登記申請書の物件情報を入力できるようになります。
3-14 建物の表示に[物件管理から登録]を追加
申請書の建物の表示に[物件管理から登録]を追加しました。
物件管理に登録済みの物件から、登記申請書の物件情報を入力できるようになります。
3-16 区分建物の敷地権の表示欄の土地の符号の一括入力
[区分した建物の管理]の[情報の一括編集]に[土地の符号(一括)]を追加して、土地の符号を一括入力できるようにしました。
3-17 TREND-ONE現場データで入力された半角文字を保持
TREND-ONE現場データで入力された半角文字(土地の地番名、各階平面図の家屋番号、建物の名称)を保持するようにしました。
TREND REXでは全角表示されますが、TREND-ONEでは半角のまま表示されるようになります。
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