新機能(2022年2月24日)
2022年2月24日公開
TREND REX(2022年2月24日)の新機能をご紹介します。
目次
1 [申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]の初期値の設定が可能
2 嘱託登記の登記申請書内にある[免除又は軽減の根拠条項]に履歴から入力が可能
3 嘱託登記で一部の登記の目的の場合は納付金額が「0円」となるように対応
4 [オンラインによる通知を希望する]に変更を促すメッセージの表示
5 調査報告書への写真の追加時の設定として[画像のタイトルを設定する]を追加
6 [調査士名と調査士名の見出しを入れ替えて出力する]機能の追加
7 図面ファイルを電子署名する際のファイル名・番号の自動割り振り
8 命名規則に即していない調査報告書ファイルのファイル名の自動修正
9 ファイル名に含まれている使用できない文字を自動で全角変換
1 [申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]の初期値の設定が可能
受託作成時の初期値として、他の受託で設定された[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]のON/OFFの前回値を利用するように対応しました。
一度[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]をOFFにしておくことで、次回以降に新規で作成した受託内では初期値がOFFになります。
※今回の対応はあくまで受託作成時の初期値の設定を可能にするものであり、[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]のON/OFF自体はこれまで同様に受託ごとに保持します。
【例】
① 受託Aを新規作成します。
このとき[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]の初期値はONになっています。
② 受託Aで登記申請書を作成し、[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]をOFFにします。
③ 受託Bを新規作成します。
②でOFFに変更したことにより、[申請書の「申請人等の住所」に必ず「都道府県名」を表示する]の初期値はOFFになります。
2 嘱託登記の登記申請書内にある[免除又は軽減の根拠条項]に履歴から入力が可能
登記申請書内の登録免許税欄[免除又は軽減の根拠条項]の右側に履歴入力機能を新規に追加しました。
① [▼]をクリックします。
② 表示されるポップアップ画面から入力する文言を選択し、[OK]をクリックします。
③ 登記申請書に文言が入力されます。
※[+]をクリックすると、現在入力されている文言が履歴に登録されます(重複している文言の場合は登録されません)。
※[登録免許税法第4条第1項][登録免許税法第5条第1号]が初期から履歴に登録されています。
3 嘱託登記で一部の登記の目的の場合は納付金額が「0円」となるように対応
嘱託登記で以下の登記の目的が選択されている場合は、納付金額が自動的に「0円」になります。
・土地分筆登記
・土地一部地目変更、分筆登記
・土地地積更正、分筆登記
・土地合筆登記
・土地分合筆登記
4 [オンラインによる通知を希望する]に変更を促すメッセージの表示
オンライン申請を一旦[公文書一括取得]以外で申請を行った場合、後に公文書をオンラインで取得するために[公文書一括取得]に変更して補正申請を行うことができません。
そのため登記申請書の入力で[登記識別情報の提供]の設定を行っているにもかかわらず[通知希望の有無]が[オンラインによる通知を希望する]以外に設定されている場合に、申請書の検査で[オンラインによる通知を希望する]に変更するようメッセージを表示するようにしました。
申請書入力のミスを事前に察知し、補正申請では対応できないような状況をなくすことができます。
5 調査報告書への写真の追加時の設定として[画像のタイトルを設定する]を追加
[画像情報登録時の設定を行います]-[画像のタイトルを設定する]を新規に追加しました。
[画像のタイトルを設定する]のON/OFFを切り替えることにより、写真を追加した際に自動的にファイル名が入力されるかどうかを設定できます。
※初回作成時は[設定]-[環境設定]-[調査報告書の初期設定]-[画像情報・調査素図]-[画像情報登録時の設定を行います]から[画像のタイトルを設定する]のON/OFFの初期値を設定してください。
※調査報告書の編集時は[調査報告書]-[調査報告書に関する設定]-[画像情報・調査素図に関する設定]-[画像情報登録時の設定を行います]から[画像のタイトルを設定する]のON/OFFを設定してください。
6 [調査士名と調査士名の見出しを入れ替えて出力する]機能の追加
調査士法人の場合、調査報告書の調査士名を「土地家屋調査士法人○○」ではなく「○○土地家屋調査士法人」と表記することがあるため、この2つを入れ替える[調査士名と調査士名の見出しを入れ替えて出力する]機能を追加しました。
調査報告書をExcel出力した成果で調査士名と調査士名の見出しが入れ替わり、「○○土地家屋調査士法人」等と出力できるようになります。
7 図面ファイルを電子署名する際のファイル名・番号の自動割り振り
オンライン申請の添付書類の図面ファイルを電子署名する際に、各種図面のファイル名を"sokuryouzu"、"tatemono"、"tiekikenn"に自動設定すると同時に、これまでは同じ番号を設定していたファイル名の番号を、"sokuryouzu00001"、"sokuryouzu00002"、"sokuryouzu00003"など、後の番号を自動で割り振るようにしました。
8 命名規則に即していない調査報告書ファイルのファイル名の自動修正
調査士報告方式での調査報告書のファイル名は「調査報告書??.pdf」固定のため、この命名規則に即していない調査報告書ファイルのファイル名を電子署名の際に「調査報告書.pdf」とするようにしました。
9 ファイル名に含まれている使用できない文字を自動で全角変換
添付書類を電子署名する際、署名後使用できないファイル名だった場合に自動で全角変換するようにしました。
対象の文字は「#」、「&」、「'」、「(」、「)」、「~」、「$」、「%」です。
※「'」、「~」については置き換えを行わずに削除します。
10 ファイル一覧の申請データタブ内での右クリックメニューにコマンドを追加
右クリックメニューに以下のコマンドを新規に追加しました。
①[ファイル情報の編集]
→申請データタブ内でもファイル情報の編集が可能になりました。
※[ファイル情報の編集]では、電子署名済みでない登録済みの書類のファイル名を変更できます。
②[登記申請書の削除](登記申請書ファイルのみ)
→申請データタブ内でも申請書データを削除できるようになりました。
11 エラーメッセージの一部修正
テンプレートファイルの更新が正常に行えていない場合のエラーメッセージの内容を分かりやすくしました。
再署名が必要、またプログラムの更新が必要といった、行っていただきたい内容が伝わるようメッセージの見直しを行いました。
【例1】署名時
<修正前>
<修正後>
【例2】申請時①
<修正前>
<修正後>
【例3】申請時②
<修正前>
<修正後>
12 [最近の受託データ]の表示の変更
[最近の受託データ]の表示の対象期間の初期値を[今年の受託データを表示する]から[表示する期間を指定する]に変更しました。
[最近の受託データの設定]-[表示設定]でどちらの表示にするか選択できます。
※初期値の変更が有効となる対象は、新規インストールされたTREND REXです。
また、[最近の受託データの設定]-[表示設定]に[対象期間外であっても作業状況が「完了」以外の受託データを常に表示する]の設定を追加しました。