新機能(2020年10月20日)
2021年8月24日公開
FIELD-TERRACE(2020年10月20日)の新機能をご紹介します。
1.画面構成の変更
1-1 メニューボタンの追加
メニューボタンを新設し、コマンドを整理しました。
1-2 お知らせ機能の追加
プログラムの起動時にアップデートなどの情報を「お知らせ」で表示します。 過去のお知らせは、メニューボタンの[お知らせ]から確認できます。
2.GNSS
2-1 GNSSに対応
GNSS機器による観測に対応しました。
■対応機器
※1 「TILT(傾き)機能」は使用できません。
※2 無線機能(内蔵セルラーを使用したネットワーク接続)は「RTK」でのみ使用できます。「VRS」では使用できません。
FIELD-TERRACEをインストールした端末の位置情報にも対応しており、日々業務の活用も可能です。
例えば図面や3D設計データで、自分が現場のどこにいるのかを把握できるため、現場巡回や現場状況の確認に活用できます。
3.測設・観測・3D施工
3-1 建設CADの測点表記(測点スタイル)の連携
EX-TREND武蔵の建設CADの線形の測点表記 (測点スタイル)を、FIELD-TERRACEの測点 にも反映するようにしました。
「NO表記」以外の
・SP表記
・STA表記
・距離標表記
の場合でも、そのままの測点表記で FIELD-TERRACEで観測できます。
※「距離標表記(K形式)」は「距離標表記」 になります。
3-2 測距中の拡大箇所や拡大率の保持
プリズム(ミラー)が移動しても、画面の拡大率をできるだけ保持するようにしました。
3-3 誘導画面の改良
測器に対して、十字線を描画するように(東西南北の線は目立たないように)しました。
3-4 記録確認画面のスキップ機能を追加
記録時の確認画面をスキップできるようにしました。スキップ時の測点名は、以下のようになります。
●[測設]-[座標]
・SZ-目標点名
●[測設]-[路線]
・SR-目標点名
●[測設]-[横断変化点]
・SO-断面名-連番
・SO-連番(断面名が求められなかったとき)
●[観測]-[放射]
・KH-連番
●[観測]-[路線]
・KR-連番
●[観測]-[横断放射]
・測点名+左右(L/R)+センター離れ距離
道路の場合は、始点側から見た左右
河川の場合は、終点側から見た左右
センター離れ距離の丸めは小数部3桁で固定(例:No.1L2.000)
・KO-連番(断面名が求められなかったとき)
●[3D施工]-[点検・検査]
・ST-断面名-連番
・ST-連番(断面名が求められなかったとき)
3-5 [観測]-[横断放射]で記録時の点名見直し
[観測]-[横断放射]で記録時の測点名の初期値を、「測点名+左右(L/R)+センター離れ距離」にしました。
例)No.3+0.195L2.147
3-6 LN-100/150側でサーチ開始時に、「サーチ中・・・」を表示
LN-100/150側でサーチを開始した時に、「サーチ中・・・」というメッセージを表示するようにしました。 キャンセルをタップして、サーチ停止が可能です。
3-7 背景図面が表示される画面の画面遷移を改良
背景図面が表示される画面について、スムーズに遷移するように改良しました。
4.器械設置
4-1 測距した後視点の保持
器械設置時(既知点・後方交会)に、後視点の測距情報を保持するようにしました。 器械設置時に途中で中断した場合やアプリケーションが落ちた場合などの時に、最後に測距した状態から再開することができます。
【既知点】
最後に測距した状態が保持された状態で再開します。
【後方交会】
測距した状態が保持された状態で、最後に測距した後視点から再開します。 (右図は「後視点2」を測距した状態から再開)
4-2 採用する後視点の選択
後方交会で器械を設置する際に、基準標高の自動計算で使用する後視点を、観測した後視点から選択できるようにしました。
4-3 後方交会時に注意メッセージを表示
後方交会で器械を設置する際に「夾角が30°~150°の範囲外」の場合、注意メッセージを表示するようにしました。