新機能(2022年3月8日)
2022年3月8日公開
FIELD-TERRACE(2022年3月8日)の新機能をご紹介します。
1.共通
1-1 CIMPHONY Plusとの連携(データ受け渡し)を追加
CIMPHONY Plus連携で接続した現場と、XFDファイルや座標データなどの送受信が可能になりました。
■CIMPHONY Plus から FIELD-TERRACE へ、データ取込可能なファイル
・XFDファイル(EX-TREND武蔵から出力したXFDファイルのみ)
[メニュー]-[現場切り替え]-[取込]
[データ管理]-[データ取込]
[データ管理]-[座標データ]-[取込]
[設計管理]-[TINデータ]-[取込]
[図面表示]-[取込]
の取込元で[CIMPHONY Plus]を選択することで、データを取り込むことができます。
■FIELD-TERRACE から CIMPHONY Plus へ、データ出力可能なファイル
・座標データ(SIM)
・横断現況データ(SIM)
・基本設計データ(XML)
[データ管理]-[データ出力]の出力先で[CIMPHONY Plus]を選択することで、データを出力することができます。
1-2 測距・記録・測位時のタイマー機能を追加
セルフタイマーによる測距・記録・測位が可能になりました。
測距・記録・測位をおこなうと、指定した秒数のカウントダウンが始まり、「0」になった時点で計測します。
タイマーの秒数は[メニュー]-[現場個別設定]-[記録タイマー設定]で設定します。
1-3 プラス杭の追加距離入力に対応
追加距離でプラス杭を指定することが、可能になりました。
●測点+単距離(従来の動作)
[測点]と[単距離]でプラス杭を指定
●追加距離
[追加距離]でプラス杭を指定
2.GNSS
2-1 ローカライゼーションの精度確認とデータ出力機能を追加
ローカライゼーション時に、「緯度・経度・高さ」、「実測(X,Y,Z座標)」、「設計差(X,Y,Z座標)」を表示するようにしました。
またローカライゼーションのデータを、[データ管理]-[データ出力]でファイル出力できるようにしました。
2-2 エポック時のRMS値表示に対応
GNSS測定のエポック時にも、RMS値を表示するようにしました。
(従来は「品質確認」画面のみ)
観測方法によって表示内容が異なります。
・「端末位置情報」の場合は、非表示。
・「汎用NMEA」の場合は、経度RMS、緯度RMS、高度RMSを表示。
・それ以外は、水平RMS、垂直RMSを表示。
2-3 端末のコンパスを利用した誘導画面の方位合わせに対応
GNSSの誘導画面の向き(上方向)を、
・北固定
・コンパス(端末のコンパスを利用)
から切り替え可能にしました。
※TSの場合も誘導画面の向き(上方向)を、
・ミラー(プリズム・ミラー ⇒ 器械)
・コンパス(端末のコンパスを利用)
・器械(器械 ⇒ プリズム・ミラー)
から切り替え可能にしました。
2-4 端末位置情報の品質確認の精度表示に対応
「端末位置情報」の場合に、受信ステータスのアイコンに「水平精度」を表示するようにしました。
また「品質確認」画面に「水平精度」「垂直精度」を表示するようにしました。
(小数桁3桁で表示。単位m)
水平精度/垂直精度とは、測位精度の目安(単位:m)です。
例えば水平精度の場合は、緯度と経度の位置が、水平精度の半径内に、68%の確率で存在します。
(※垂直精度は、Android8.0以降のみ表示)
3.3D施工
3-1 [点検・検査(TIN)]にレベル画面を追加
[3D施工]-[点検・検査(TIN)]に、レベル画面を追加しました。
ミラー位置の標高と、その位置にあるTINとの標高差を表示します。
3-2 [構造物]に誘導画面とTSの偏角機能を追加
[3D施工]-[構造物]に、誘導画面を追加しました。
またTSが「自動追尾」または「自動視準」の場合は、[偏角]機能を追加しました。
計測点を指定した後[偏角]をタップすると、計測点方向に器械が偏角します。
TSが「手動」の場合は、[距離角度]機能を追加しました。
計測点を指定した後[距離角度]をタップすると、計測点までの「水平角」と「水平距離」が表示されます。