Q:「RTK」と「RTK(既設基準局使用)」をどういった場合に使い分けたらよいですか。
2023年5月29日公開
「RTK」とは、基準局を基準点(既知点)上に新規で設置し、移動局と接続する方法です。
「RTK(既設基準局使用)」とは、既に設置されているGNSS基準局に対して、GNSS移動局と接続(追加)する方法です。
※RTK方式(リアルタイムキネマティック)では、1つのGNSS基準局に対して複数のGNSS移動局を接続することが可能です。
【FIELD-TERRACEでの使用例】
・既に重機等を使用している「設置済みのGNSS基準局(固定局)」を使用したい場合
重機とのGNSS接続では、現場の基準点(既知点)に設置したGNSS基準局とGNSS移動局(重機)で接続します
上記の状態「GNSS基準局とGNSS移動局(重機)で接続」で、GNSS移動局を接続(追加)する場合、「RTK(既設基準局使用)」を選択します。
移動局の設定画面で「基準局」を選択し、重機と接続したGNSS基準局を検索・選択し、移動局を初期化します。
・午前中に観測した際に使用した基準局(固定局)を使用したい場合
基準局(固定局)1つに対して、移動局が「1つ」なのか、「複数」なのかによって異なります。
1対1 ならば「RTK」を選択します。
1対複数 ならば、1台目のGNSS機器との接続時は「RTK」を選択し、2台目以降のGNSS機器との接続時は「RTK(既設基準局使用)」を選択します。