バージョンアップガイド(2023 Release1⇒2023 Release2)
2024年5月21日更新
目次
1 土木セル
土木セルのバージョンアップ項目をご紹介します。
1-1 土木セルを使った設計パーツ提供
4差路交差点、3差路交差点、取付道路作成用の土木セルを用意しました。
線形に沿った交差点モデルの配置が可能です。
配置したモデルは、滞留長、テーパー長、シフト長、巻込円半径、隅切り、停止線位置、横断歩道位置、幅員などが調整できます。
■[モデルの詳細]タブ-[土木セル]グループ-[土木セルを配置]
2 既存機能の強化
既存機能のバージョンアップ項目をご紹介します。
2-1 IFCへのエクスポート強化
[IFC書込]コマンドを追加し、道路、排水、鉄道、橋梁などあらゆるオブジェクトをIFCにエクスポート可能にしました。
※保存されていないデータは出力されません。コマンド実行前にデータを保存してください。
※従来の[IFCに書込]コマンドは、[道路モデルからIFCへ]コマンドに名称変更しました。
■[ホーム]タブ-[モデルの読込/書込]グループ-[IFC書込]
コネクタ更新について
下図のメッセージが表示された場合は[更新]後に書き込みを行ってください。
2-2 レポートブラウザを直接開く機能を追加
[レポートブラウザ]コマンドを追加しました。
コマンドから直接レポートブラウザを開くことができるので、既存のXMLファイルなどを手間なく表示できます。
■[ホーム]タブ-[モデルの分析とレポート]グループ-[レポートブラウザ]
2-3 測点オフセット/ベースレポート機能の統合および強化
[測点オフセットレポート]と[測点ベースレポート]を1つのコマンドに統合し、開始測点・終了測点、基準線(平面と縦断)、イベント点、間隔(基準線、オフセット、両方)などを指定できるようにしました。
■[ホーム]タブ-[モデルの分析とレポート]グループ-[レポート]-[測点オフセット/ベースレポート]
■[路線]タブ-[一般的なツール]グループ-[レポート]-[測点オフセット/ベースレポート]
2-4 縦断作成で連続交点算出機能追加
道路交差部などの縦断交点を連続して抽出できるようにしました。
今までは交点が複数ある場合、コマンドを複数回実行する必要がありましたが、ダイアログの[すべての交点を対象とする]をオンにすることで、要素を一度指定するだけですべての交点を算出できます。
■[路線]タブ-[縦断]グループ-[縦断作成]-[縦断交点]
2-5 座標変換方法追加
変形ツールに[点と点のペアによる変形]コマンドを追加し、ヘルマート法、アフィン法、コンフォーマル法、プロジェクティブ法、リジッド法による変換を可能にしました。
■[路線]タブ-[平面・縦断ツール]グループ-[変形ツール]-[点と点のペアによる変形]
例)リジッド法
2-6 土量計算(平均断面法)で丸め考慮
[構成要素の数量(平均断面法]のレポートで[土量計算書]を追加し、土量計算の数値を丸めて計算するようにしました。
■[ホーム]タブ-[モデルの分析とレポート]グループ-[道路モデルレポート]-[構成要素の数量(平均断面法)]
■[道路モデル]タブ-[見直し]グループ-[道路モデルレポート]-[構成要素の数量(平均断面法)]
2-7 旗上げの日本語表記
土木ラベルのツリー部を日本語表記にしました。
■[図面作成]タブ-[ラベル]グループ-[土木ラベル]
2-8 縦断図の帯部改良およびVCL表示
拡幅ありと拡幅なしの帯を用意しました。
また、縦断図の盛土と切土を分割し、追加距離・VCLを表示するようにしました。
■縦断ビュー
2-9 横断図のCL線や勾配などの表示
横断図のCL線、測点名、DL線、勾配を表示するようにしました。
■横断ビュー
2-10 3D部品の追加
カラーコーン、ポストコーン、デリネーター、車止めなどの規制設備に関する部品を多数追加しました。
■[図面]タブ-[配置]グループ-[セルを配置]の[アクティブなセル]の三点リーダーをクリック
※下の図は追加部品の一部です。
3 共通
共通のバージョンアップ項目をご紹介します。
3-1 作業フローの改良
作業フロー[道路設計モデリング]では、コマンドの統合や追加などの改良を行いました。また[コラボレーション]タブを追加しました。
また、作業フロー[道路設計基本]を削除しました。
■作業フロー[道路設計モデリング]
■[コラボレーション]タブ
3-2 グリッド間隔の改良
グリッドの実線間隔を10m、中間点を5mに変更しました。
※Release1で作成したデータには適用されません。
※グリッドは[ビューの属性]で[グリッド]がオンの場合に表示されます。