バージョンアップガイド(2023 Release2⇒2023 Release2.1)
2024年7月16日公開
排水モデル作成機能の追加
排水の検討を3次元で行えるようしました(作業フローに[排水モデリング]追加)。
タブの紹介後、主な排水作成機能について説明します。
■レイアウトタブ
■分析タブ
■コンポーネントタブ
■ユーティリティビュータブ
■ツールタブ
■レポートタブ
1 集水桝・側溝・暗渠・流出口・取付管等のモデル作成
集水桝や側溝などを配置します。
[レイアウト]タブ-[レイアウト]グループのコマンドを使用します。
コマンド実行時、下図のようなメッセージが表示された場合は「はい」をクリックし、再度コマンドを実行してください。
■節点配置:1点配置で集水桝や流出口などを配置します。
■複数節点配置:線に沿って集水桝などを複数配置します。
■節点挿入:配置済みの導管などにマンホールなどを配置します。
■導管配置:配置した集水桝などを接続するための側溝や暗渠などを配置します。
※必ず上流の節点から始めて下流の節点で終わるように配置してください(赤矢印)。
2 集水域作成
配置した集水桝などに対して、集水する範囲の関連付けをします。
[レイアウト]タブ-[レイアウト]グループ-[集水域配置]コマンドを使用します。
集水域は地形から自動で解析・作成することもできます。
下図のオレンジ色の多角形を一つずつ選択し、それぞれ流出(枡など)を選択して作成します。
※ここでは多角形を選択する方法で作成します。
3 水理計算
排水モデルの流量を計算します。
[分析]タブ-[計算]グループのコマンドを使用します。
排水モデルの設置状況を計算して確認します。
[分析]タブ-[計算]グループ-[計算する]を実行します。
4 水理縦断の作成
排水ネットワークシステムのプロファイルを作成し、ネットワークシステムを計算します。
[レイアウト]タブ-[水理縦断]グループのコマンドを使用します。
■節点からの水理縦断:上流から下流に向かって縦断を作成する場合に使用します。
■流出口までの水理縦断:流出口から上流までの縦断を作成する場合に使用します。
■リンクから水理縦断:導管などからの縦断を作成する場合に使用します。
■縦断を投影:水理縦断を図面要素に投影します。
作成した「水理縦断」で「分析的縦断を開く」を実行すると、下図のように分析結果がグラフや表で確認できます。
5 平面図・縦断図の作成
作成した排水ネットワークから平面図や縦断図を作成します。
作業フローは[道路設計モデリング]に切り替えます。
■平面図の場合
[図面作成]タブの[要素の注釈]で注釈をつけ、作図領域を配置後、図面を作成します。
■縦断図の場合
水理縦断から縦断モデル(下図左)を開き、[図面作成]タブで作図領域を配置後、図面を作成します。
6 レポート作成・数量算出
[フレックステーブル]コマンドを使用してレポートを作成します。
作成したレポートはCSV形式で書込みできます。
■節点と導管のレポート作成
カスタマイズの例
新たなテーブルにアイテムの列を追加し、テーブル名称を変更します。
節点や導管の合計値などの数量を確認します。
■導管数量リスト
■水理モデル数量リスト