ベクトル差分解析

点群データと点群データ、または点群データと三角網データとの比較において面の法線方向における差分計算を行う機能です。計測点群データと3次元設計データ、複雑な形状などのサーフェスデータを解析します。また面の法線方向で差分解析を行うため垂直面や湾曲形状でも解析が可能です。

構造物の差分解析

格子サイズや評価したい個所を任意に指定し、設計面と出来形点群との差をヒートマップ状の分布図として表現が可能で、評価個所毎に統計データも同時に表示されます。設計データ(サーフェス)と点群があれば評価が可能なため、工種を選ばず評価したい個所のみ実施できます。

ICT構造物工(橋脚・橋台)編の出来ばえ評価に対応

3次元設計データの端部から5cmの区域における評価対象からの除外に対応。

ICT構造物工1

点群の3次元的な密度が確認できるようになりました。

ICT構造物工2

トンネル等の経年変化を可視化

完成時のサーフェスと現況の点群を比較することで偏移箇所が明確となり、復旧工事の資料として活用できます。また、体積算出により吹付などにおける数量の算出が可能です。

トンネル等の経年変化を可視化
トンネル等の経年変化を可視化

法面の吹付厚さ算出

法面の吹付において規定の厚さを満足しているかを視覚的に確認し、平均厚さなどの統計データも算出できます。