2023 Release2 データ移行に関する注意点
2024年4月23日公開
Release2はRelease1とは別にインストールされます。
Release1のデータをRelease2で使用する場合の注意点を説明します。
目次
dgnデータについて
データの保存先も別となるため、Release1のデータを利用するには場所を指定する必要があります。
dgnデータの保存先フォルダー
Release1とRelease2の初期フォルダーはそれぞれ以下のようになります。
■Release1
C:\ProgramData\Bentley\TrendRoad Designer 10.12\Configuration\WorkSpaces\JAPAN\WorkSets\サンプル\dgn
■Release2
C:\ProgramData\Bentley\TrendRoad Designer 2023.00\Configuration\WorkSpaces\JAPAN\WorkSets\サンプル\dgn
dgnデータの開き方
ワークセットを作成していたり任意のフォルダーに保存していたりする場合は、[開く]からファイルを指定して開きます。
Release1で作成されたデータ(dgnファイル)をRelease2で開いた場合
下図のような確認メッセージが表示されます。
はい:Release2形式にアップグレードされて開きます。
※Release2にアップグレードされたdgnファイルは、Release1では編集できません。
※バックアップファイルが同じフォルダーに作成されます。
いいえ:読み取り専用で開きます。
※ファイルはアップグレードされません。
キャンセル:ファイルは開きません。
Release2で作成されたデータ(dgnファイル)をRelease1で開いた場合
下図のような確認メッセージが表示されます。
OK:読み取り専用で開きます。
キャンセル:ファイルは開きません。
標準断面テンプレートについて
標準断面テンプレートなどの設定ファイルも別となるため、Release1のデータを利用するには場所を指定する必要があります。
標準断面テンプレートの保存先フォルダー
Release1とRelease2の標準断面テンプレートのフォルダーはそれぞれ以下のようになります。
■Release1
C:\ProgramData\Bentley\TrendRoad Designer 10.12\Configuration\Organization-Civil\Civil Default Standards - JAPAN\Template Library
■Release2
C:\ProgramData\Bentley\TrendRoad Designer 2023.00\Configuration\Organization-Civil\Civil Default Standards - JAPAN\Template Library
Release1で作成・編集した標準断面の利用方法
Release1で作成・編集した標準断面を利用するには以下の手順が必要となります。
■管理ツールでインポートする場合
1 [標準断面を作成]の[ツール]-[標準断面ライブラリの管理ツール]を実行します。
2 右側のパネル横の三点リーダーをクリックします。
3 Release1の標準断面テンプレートファイルを指定して開きます。
4 右側のパネルにRelease1の標準断面が表示されます。
標準断面を選んで右から左へドラッグ&ドロップしてコピーします。
5 [OK]すると確認のメッセージが表示されます。
[はい]をクリックします。
■標準断面テンプレートを直接開く場合
1 [標準断面を作成]の[ファイル]-[開く]を実行します。
2 Release1の標準断面テンプレートファイルを指定して開きます。
※Release1で「名前を付けて保存」していた場合は、そのファイルを指定してください。
3 Release1の標準断面が表示されます。